血管を強く

藤五朗

2013年06月11日 14:48

前回まで、いろいろな食材が持つ栄養素が体内でどのような働きをするか勉強しました。

その栄養分や酸素を体の各部に運んだり、老廃物を回収したりするのが「血液」です。
その通り道が「血管」です。「血管」は私たちの「命綱」といえます。

そして、その血液循環を行っている血管のほとんどは、「毛細血管」だということです。

血管は、加齢とともに老化します。
老化してボロボロになった血管は、破れたり詰まりやすくなったりします。そういう状態の血管では血液循環がスムーズにいかなくなります。

詰まらない、破れない、強い血管をつくるポイントは、毛細血管まで十分に血液が巡るような習慣を取り入れることです。

血液循環チェック
あてはまる項目にチェックしてください。

〇 顔色が悪い                     〇 ほっぺたが赤い

〇 爪がくすんだピンク色               〇 爪が青白い

〇 髪の毛を押さえると跳ね返す力がない     〇 手足が冷える

〇 いつも肩がこっている               〇 冬の寒さで指が白くなる

〇 「姿勢が悪い」といわれる             〇 血圧が高い

〇 血圧が低い                      〇 疲れやすい

〇 午後になると足がむくむ               〇 足だけでなく顔もむくむ

〇 握った手を開いた時掌になかなか赤身が戻らない

〇 運動痛がはげしい                  〇目が疲れる、ショボショボする

〇 記憶力が悪くなった

1つも当てはまらなかったら 合格

1つでも当てはまったら血液循環不良です

顔色 
顔の皮膚のすぐ下には、多くの血管が走っており、循環機能が低下すると、すぐ顔色に表れます。
頬がきれいなピンク色ならOK。青色や蒼白なら循環不良です。ほっぺたが真っ赤なのも、充血とみなされて不合格です。

爪の色 
爪は透明な部分が多いので、循環機能の度合いが分かります。
きれいなピンク色ならOK。青白かったり、くすんだピンク色だったりするのは循環不良です。

髪の毛 
髪の毛の勢いで、毛根への循環量が豊富かどうかがすぐにわかります。
髪の毛を押さえてわずかでも跳ね返すような勢いがあればOK。跳ね返す力がなく髪の毛のすぐ下に頭骨を感じるならば循環不良。

冷え症
手足の冷えは循環不良の現れですが、冷え症にはニセモノとホンモノがあります。
自他ともに冷えを感じるならば、ホンモノの冷え症で循環不良。
自分は冷たく感じるが、他の人が触ると冷たいと感じないのはニセの冷え症で、心因性のものであり循環とは無関係です。

肩こり
仕事をしていてこるならばOK。特に仕事をしたわけでもないのに、いつも肩がこっているのは、血液循環が悪くなって、筋肉が栄養失調状態に陥っているため。

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