先日、私の友人からガンのになったとの告白を受けました。
私自身も、胃ガンを患った身ですので、十分話を聞いたつもりですが、本人の心理状態は不安がいっぱいで尋常ではない様子を見せながらも、頑張っている様子に、自分の無力さを感じました。
ガン 戦いは初戦が決めて
ガンは、正常細胞が異常増殖することから始まるようです。
正常細胞の司令塔はDNAです。このDNAが何らかの傷を受ける、例えばウィルスに侵されたりすると、指令の内容が狂ってしまうことがあります。
〇 最初に受けた指令を受けた段階でその細胞を消せれば、ガンが発生することはありません。
〇 ここで大活躍をするのが血液循環であり、
循環によって運ばれる白血球がもたらす免疫力です。
〇 白血球の中のリンパ球に含まれる
キラーT細胞やNK細胞は、全身を駆け巡り、増殖を始めたガン細胞を見つけては、片っ端から殲滅していきます。
〇 しかし、少しでも循環が弱まると、キラーT細胞やNK細胞の威力が弱くなりガン細胞に勝てなくなります。
〇 キラーT細胞やNK細胞を打ち破った、ガン細胞は異常増殖を続け、ついにはガン腫となって私たちの生命を脅かすのです。
つまり、強い血管で血液循環さえ順調なら、元気いっぱいのキラーT細胞やNK細胞が、ガン細胞を打ち負かし、健康を維持することができるのです。
勝負は初戦にあり。循環を調えて、キラーT細胞やNK細胞を応援しましょう。
ガンは、ガン腫に成長をした後も
「血管によって成長し、血管によって死滅する」といわれるそうです。
ガンが大きく育つためには、普通以上の栄養分が必要であり、それは豊富な血液によってもたらされるからです。
〇 ほかに行くべき栄養分を横取りすることもあります。
〇 そのため、ガンが進行すると、
栄養失調によって全身が衰弱し、精神を消耗する状態に陥ることがあります。これが
「悪液質」と呼ばれる病態です。
しかし、人間には、「悪液質」と戦う力があります。それが
「食欲」です。
すなわち、食べることで栄養分が補給され、戦う力が漲るのです。
〇 ただ、いくら食欲を高めても、その栄養分が組織に届かなければ、空振りに終わります。
〇
栄養分を組織に届けるものこそ、血液と血管であり、血液循環なのです。
〇 ガンを発病すると、多くの人が体力の消耗を恐れて安静を保とうとします。
〇 もちろん、無駄に体力を消耗することは避けなければなりませんが、だからといって、安静にしているだけではいけないようです。
〇 安静にしていると、筋肉が動かなくなり、筋肉が動かなくなると
血液循環量が確実に減ってしまうのです。
〇 血液循環量が減れば、栄養分も届かず、老廃物の除去も出来なくなります。