男性ホルモン
今朝は、久し振りに青空が顔を覗かせ、江津湖も朝靄が出て、清々しい中をたっぷり汗をかいてきました。
昨日が、女性ホルモンでしたから、今日は男性ホルモンです。
男性ホルモンは、思春期の頃より急激に上昇し、中年以降には加齢とともに穏やかに減少します。
しかし、女性における女性ホルモンのように更年期の頃に急激に減少することはなく、それよりも個人差が大きいホルモンと言えるでしょう。
最近若くても元気のない男性が多いのはストレスによる男性ホルモンの低下が原因といわれ、いわゆる植物系男性が増えているのかもしれません。
男性ホルモンの働き
〇 男性ホルモンは、
精子の形成、性衝動を促す、筋肉の形成を促す、内臓脂肪の減少、造血作用を持っています。
〇 さらに、精神的には、
集中力、判断力、空間認知力などを高めます。
〇 男性において、男性ホルモンが少なくなり、女性の更年期障害のような症状が顕著に現れる病気を
加齢性性腺機能低下症と呼びます。
〇 男性ホルモンの減少は、
加齢以外には、
過度のストレス、うつ病、糖尿病、肥満、肝硬変、ガンなどにより起こります。
〇
男性ホルモンの低下により、男性に起こる症状
性欲の減少、知的活動の低下、疲労感、抑うつ気分、睡眠障害、筋力の低下、内臓脂肪の増加、体毛と皮膚の変化、骨量現象など。
〇 加齢性性腺機能低下症は、女性の更年期障害とよく似ているので、
「男性の更年期障害」とも呼ばれています。
男性更年期のホルモン療法もあるようです。
男性のハゲ
〇 男性のハゲには、ホルモン分泌と遺伝が関係するようです。女性にはほとんどありません。
〇 男性型脱毛症は、最近では
壮年性脱毛症ともいわれ、額の生え際や頭頂部の髪の毛が薄くなります。
〇 男性ホルモンには、
テストステロンと
ジヒドロテストステロンの2種類があります。
〇 テストステロンは、酵素によってジヒドロテストステロンに変換されます。
〇 ジヒドロテストステロンは、テストステロンより男性ホルモン作用が強いのですが、残念なことに頭髪には悪い影響を与えるようです。
〇 飲んで治すハゲの薬(プロペシア)はテストステロンをジヒドロテストステロンに変換する酵素を阻害して、ジヒドロテストステロンを少なくすることで男性型脱毛症を治そうとする薬だそうです。
男性ホルモンと健康
〇 男性ホルモンには、
活性酸素を減らす作用があり、呼吸器や血管を活性酸素から守り、呼吸器や心血管疾患を予防している可能性があるようです。
〇 男性ホルモンを減少させるのは、加齢、ストレス、動脈硬化、糖尿病、肥満、うつ病、ガン、肝硬変などです。
〇 残念ながら、男性ホルモンの作用をもつ食品は見つかっていないようです。
朗報として、運動が男性ホルモンを増加させることが分かってきたようです。
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