見た目の若さとアンチエイジング

藤五朗

2013年08月02日 18:12

「歳よりも若く見られたい!」という気持ちは誰でもが持っています。

歳をとるほどに、この思いは強くなります。

”若い”とは、エネルギーがいっぱいで元気よく、将来への希望と夢が大きいからでしょう。

今の超高齢化社会で老けて見えても尊敬されることは少ないでしょう。

〇 私たちは、見た目でその人の年齢を推定しています。

〇 年齢を知ると、歳より若く見えるか、老けて見えるかも瞬時に判断する癖もついています。

〇 そして、その判断は、本当の老化の程度と一致しているのでしょうか?

〇 若く見えればそれだけ肉体が若かったり、病気にかかりにくかったり、死亡する確率も低いのでしょうか?

もしそうであれば、若く見えることはただの見かけだけでなく、大きな意義を持っています。

私たちは、年齢(見かけ)を判断するために、顔、服装、話し方、歩き方動きなどを総合的に判断しているようです。

老けて見える人は、若く見える人より早く死ぬ?

デンマークのクリステンセン教授らの研究では、見た目の年齢差が大きいほど、死亡率に大きな差が見られました。

私たちが瞬時に判断している、”老けて(若く)見える”ことは、将来にわたる健康状態を予見していることになるようです。

〇 見た目の年齢差は認知症の進み具合、握力の強さ、細胞の寿命を決める遺伝子のテロメアの長さにおいても差が認められました。

〇 握力の強さは、全身の筋肉量や運動能力、骨密度と関係しており、老化の進み具合えお知る簡便な方法ということも分かっているようです。

〇 顔で判断される老化度の印象は、人の生理学的な老化を推定できることが、科学的に裏付けられたようです。

私たちは、毎日注意深く鏡の顔とにらめっこしていますが、見た目の若さはアンチエイジングにはとても重要な指標です。

顔の皮膚の健康や美しさを保つ努力は、アンチエイジングには欠かすことのできない条件ということになります。

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