ストレスや頭脳労働で減少

藤五朗

2014年02月22日 14:29

ビタミンB群

ビタミンB群は、「代謝ビタミン」と呼ばれ、エネルギーの産生に欠かせない栄養素です。

食べ物から摂取したたんぱく質や脂質、糖質は、胃腸で消化・吸収されてはじめてエネルギーになります。
このエネルギー代謝に欠かせないのがビタミンB群です。

たんぱく質が体をつくる土台となるとしたら、ビタミンB群はそのたんぱく質を活かすためのもセットで摂る必要があります。

ビタミンB群 ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸をまとめて呼びます。

ビタミンB1 = 糖質の代謝、 ナイアシン = 脂質とコレステロールの代謝

ビタミンB2 = 鉄の代謝、 パントテン酸 = 皮膚や粘膜の維持、ストレスに関わる

それぞれに違った作用や働きがあります。ただ、B群は相互で作用しているため、単独でなく総合的に摂る必要があります。

〇 ビタミンB群はほとんどの人が不足しています。なぜなら、現代人の多くはストレスを受け、ビタミンB群を大量に消費してしまうからです。

〇 たとえば、仕事や人間関係のストレス、勉強やパソコンなどの頭を使う作業、アルコールを飲む、薬を飲む、タバコを吸う、風邪をひく、汗をかく、加齢、疲労などといったことでも多くのビタミンB群が使われています。

〇 ビタミンB群が不足すると・・・
疲労や筋肉痛、肩こりなどの原因、口内炎ができやすくなる、風邪をひきやすくなるなどの症状が出てきます。

〇 更に、ビタミンB群は脳の栄養と深く関わっています。
ビタミンB6 脳の神経伝達物質の原料として重要で、不足するとイライラしたり、落ち着きがなく集中力が低下したり、不眠の原因にもなります。

ビタミンB群は、心の安定にも不可欠なのです。

〇 生理前や更年期に起こりがちなイライラした症状のある人にもビタミンB群を積極的に摂ることをお勧めします。

ビタミンB群については、カテゴリの「栄養素」の中で詳しく書いていますので参照下さい。


今日まで、「女性の人生を支える5つの基本の栄養素」を勉強しました。

① たんぱく質 ② コレステロール
③ イソフラボン ④ 鉄
⑤ ビタミンB群

次回からは、「女性ホルモン力がアップする毎日の習慣」ニついて勉強しましょう。




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